梨野礫・著作集

古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。

新型コロナウィルス感染・《オリンピック・パラリンピック》

 中国40人(22人)、韓国165人(3人)、イタリア1542人(133人)、イラン不明、日本44人(2人)、フランス177人(3人)、ドイツ265人(1人)、スペイン394人(15人)、米国120人(3人)、スイス53人(1人)、英国72人(1人)、オランダ77人(2人)。
 以上は、3月8日から9日にかけて増加した新型コロナウィルス感染者の数である。(カッコ内は死者の増加数。「東京新聞朝刊」《新型コロナウィルス感染者が多い国・地域)》の表にもとづき計算した)
 イタリアでは1日で一気に1500人以上増加と突出しているが、100人以上増えているのが韓国、フランス、ドイツ、スペイン、米国である。下って数十人単位の増加が中国、日本、スイス、英国、オランダということになる。死者もイタリアが100人以上増加しており、次いで中国が22人、スペインが15人、その他は1~3人の増加である。これまで死者の出なかったドイツでも初めての死者が出た。
 では、それ以外の国々では、感染者はいないのか。最近、シンガポール、マレーシアのデータは省略されている。また、韓国で7000人以上の感染者が続出しているのに、中国と接している北朝鮮がゼロということは考えられない。インドもまた然り、要するに上記以外の国は、感染者がゼロではなく、《感染者の情報》がゼロだということだろう。感染の検査をしなければ、感染者が見つからないのは当然だ。
 だから、新型コロナウィルスの感染は、今や全世界に拡がり、今後「爆発的」に猛威をふるうおそれがある。それがいつまで続くかわからない。そのことを想定すれば、日本は《今ただちに》オリンピック・パラリンピックの開催を中止すべきであろう。関係者は開催の1か月前(6月)まで決定を延ばす算段らしいが、たとえ開催したところで世界各国からの「入国規制」をしていれば、それこそ無観客はおろか無選手のゲームが展開されるだけである。
 開催か、中止か。その決定が6月では遅すぎる。
(2020.3.10)